ヘルパーの仕事

モヌッカのパングラタン
このカリッ　トロッ　がたまらなく美味しい。


料理のヘルパーに不安を持つ同僚に付き合って利用者宅へ訪問すること約１ヶ月
車での往復時間を合わせると２時間もかかり、
その間にたまっている仕事ができるなあと思いながらも
心配そうな顔を見るとつい手助けしたくなる。
月末にむけて初めての事務処理があるので私としてもピリピリはしてるけど、
でも今の不安を取り除いてあげたくて、やっぱりついて行った。

入るお宅の利用者はかなりワガママで計画通りにはなかなかいかない。
伺うとさっそく「買い物へ行ってくれ」と言い出した。
指定のお店へ買い物へ行くと３０分はかかり、残り３０分では思うように調理は難しいと伝えると、
じゃあ何を食べて来週まで過ごせと言うんだとキレる。
だからあるもので作ると言ってるじゃないですかと反論すると、
買い物をしていないのに食材があるわけがないとまたキレる。
挙句の果てに２人で来てるんだから、一人は調理、一人は買い物へ行けと言いだした。
ここでガツンと言っておかないと、来週から彼女が一人で入った時に困ると思い、

「基本一人ですから、それはできません。」
「言われた通り、買い物へ行って料理が途中でも帰りますよ。」
「買い物をする日は火曜日で、その時に買ってるので食材はあるんです。」

ヘルパーの仕事はそれぞれにやり方があるだろうと思う。
私のように突き放しても計画通りに進めるのと、予定変更して買い物をするのと、
もしかしたら、それ以外にも方法があるのかもしれないが、
私は買い物をせず調理した方が、あとあと利用者の満足度が上がると思ったのだ。
声を荒げられるかもだけど、伝えなきゃいけないことはある。

最近、ヘルパーの仕事は何でもしてくれる家政婦だと思われてるんじゃないだろうか？
ふと、そんな気がした。