秋のリース

かるびと散歩をしていると、たくさんの秋を見つける。
たとえば栗のイガイガだったり、白くなったススキの穂だったり・・・

ススキを見つけては、これはススキ？それともオギ？と自分に問いかける。
この違いをあまりよく知らなくて、白い穂が出ていればみんなススキと思っているから、
「これはススキで、それはオギよ。」　な～～んて言えたらかっこいいんだけどな（笑）
歩きながらこんなことを考えてて、
でも、誰にかっこつけるんだろう？？とまたおかしくなった。変なの、私。

道路横の木々にからまってたツルをひっぱりちぎってズルズルと持ち帰り、
なんか、朱色のような実も取って一緒にクルクルっと巻き、
まん中をお菓子についてたリボンでぎゅ！！　色がちょっと合わないけど、まっ、いっか。
そこに花が終わりかけている千日紅を数本突きさして、秋のリースが出来あがった。
ふむふむ、なかなかアバウトなリースで良い感じ♪♪


かるびと歩いていると、向こうから若い女性が歩いてきて、
すれ違う時にフワっと香水のかおりがした。
澄んだ空気は冷たく、その香りもなんとなく冷たく伝わってきたので、
急に温もりのある秋の夜長が欲しくなった。
何気ない瞬間に秋を感じ取る。こんな感覚はとても楽しい。