気楽にドアを開けたらニュースの林…
3つのブログをまとめました
ゴールデンウィーク2日目の今日、どこへ行く?ということになり、
夫がずっと見たがっていた陸奥記念館へ行くことにした。
ここだと、たぶん、混雑はないだろうという思いもあったしね。
夫にとってはリベンジ3回目、私は2回目。なぜかここには二人ともよく振られている。
戦わずして沈没するやつがいるかーーっていう思いがずっとあったけど、
戦うってなんだろう??と、記念館を訪れてそう思った。
死者1121人、生存者350人。
国のありかたを考える。
大きな流れに巻き込まれれば、個人なんて無いに等しい。
夫が、なぜ陸奥記念館で良いって言ったの?と聞いた。
私は陸奥記念館に行く途中、
長州征伐のために幕府が周防大島を一時占領したときに
高杉晋作が奇襲をかけた海がみたかっただけ。
陸奥記念館のロビーでみかん胡椒を買った。
商品をレジに持っていくと、入館手続きをしてくれた男性とは違っていて、
「あっ、これ、我が家には必需品です。」と話しかけてくれた。
「ここは鍋に焼いたみかんを丸ごと入れるって本当?」
彼は笑顔で、そうですよ。と答えた。
ちょっと色が黒くて、ちょっとほりが深くて、とても美青年だ。
彼のような青年が命を落とした周防大島
記念館にはその名前が刻まれている。
彼らが今生きていて、この生活を知った時、どう思うかな。
生温かな強風の中で、ふと、意味がないようなことを考えていた。