気楽にドアを開けたらニュースの林…  3つのブログをまとめました


かるびが車の中であまりにも気持ちよさそうに寝ているので、
ちょっとお口をツンツンしてみた。




やめてくだちゃい!! ガウガウ




まったくもう!! なかるび。

ドライブするときは、いつも、こうして寝ていることが多かったかるび。
2時間寝て、少し外で遊んで、また2時間寝てを繰り返す。
寝ているときにちょっかいを出しては、うっとおしがられた。


かるびが逝ってしまってから、私は聞き耳をたてるようになった。
かるびの寝息が聞こえるかも知れない。
かるびの歩く足音が聞こえるかも知れない。
クンクンと泣いてくれているのかも知れない。
そうやって、私はどの部屋にいてもリビングへ聞き耳を立てている。

散歩をしなくてもいいし、
かるびを4時間ごとにトイレに出さなくてもいいし、
ご飯も作らなくていい。
部屋は日中誰もいないから、汚れることなくモップがけでことが足りる。

かるびがいなくなってから、時間だけがたっぷりとあって、
そして私は何も手につかなくなった。

ほんの少しでいい。
かるびにあいたい。



昨年末に三瓶山へ遊びに行った時の画像。
もうかるびを撮ることができないから、過去にさかのぼっていく。

2月9日、かるびが逝ってしまった日をずっと考えてしまう。

その日の朝、早くに病院へ連れて行く時、
いつもお守りにしていた赤白のカラーを忘れて出かけた。
何かあるたびに、かるびを守ってくれますようにと必ずつけさせていたのに、
その日に限ってうっかり忘れ、大丈夫だろうと取りに帰ることはしなかった。
あの時、高速を降りて取りに帰っていれば、かるびは傍にいてくれただろうか。

かるびを病院に預けて仕事に戻るとき、
後ろの座席から、居ないはずのかるびの息づかいが聞こた気がした。
夫にかるびの息づかいが聞こえるよと話すと、夫も聞こえると言う。
もしかしたらかるびは、この日、一緒に家に帰りたかったんじゃ・・
その時、連れて帰って一緒にいてやればよかった。

来週から夫の仕事が忙しくなってくるので、
なんとか今週中には元気になって欲しいと思うと同時に
介護が必要になってくるのかなあと漠然と考える。
仕事の調整が難しいかなあ。どうしようかなあ。
かるびには食費も医療費も思う存分に使っていたので、
送りだしたら少しは楽になるかなという信じられない思いが頭をよぎる。

リビングの床一面に敷いたコルクマットも、
かるびを送りだしたら取ってしまおうと、意味もなく考える。

かるびを送り出すことなんてとても耐えられないのに、
私は心のどこかで、
かるびが逝ってしまうことの準備をしていたのかも知れない。

こんな私の心を見透かして、かるびは自分の逝く日を見極めた気がする。
私たちの手を煩わせることなく、鮮やかにさっさと逝ってしまった。

だから、戻ってきてと私がどれだけ願ってもそれはかなわない。
こんなことを考えた私はかるびをどれだけ愛せていたのだろうか。


かるびが逝ってしまってから1週間が経つ。

寒いこの季節、かるびには2枚重ねで服を着せて、その間にホッカイロ、
さらにその上からレインコートという重装備で散歩にでかけていた。
歩くことが大好きだったので、散歩に行きたくないということはなく、
ゆっくりゆっくり、あちこちクンクンしながら歩いた。

帰ってからモンシュシュという入浴剤をお湯で薄めたもので身体を拭き上げ、
暖かな部屋でかるびを抱きしめると、ふんわりふかふかな毛になっている。

かるび、ぴかぴかだね。いつもそう言って笑いかけた。

散歩して、ご飯作って、かるびの歯磨きや耳掃除して、
時間がいくらあっても足りなかった日々がなつかしくて、
そして、今は、かるびがいないことに慣れない。

夜、家に帰ると、三松堂さんから荷物が届いていた。
開けると、龍鈴とふくしろ、それから手紙が入っている。
ああ、これって、去年のゴールデンウイークに、
メル子のママやmocoちゃんたちがやってきたときに用意したお菓子だ。

手紙には、突然に逝ってしまったかるびや私たちのことを
とても心配していると優しい文字で綴られている。

お店の前で一緒にSLに手を振ったこと、
いつも車の中で眠りこけているかるびを見にきていただいたこと、
大福の写真の前でかるびを撫でてもらったこと、
色んな楽しい思い出があふれ、温かな津和野の空気が一瞬で私を包む。

三松堂さんのみなさん。ありがとうございました。
かるびとの思い出を抱きしめ、また伺います。
とてもうれしかったです。ほんとにほんとにありがとうございました。

かるびの脇腹をナデナデすると、条件反射で後ろ足が動くので、
それが面白くて、私はよく、寝ているかるびのお腹を撫でた。

ナデナデ・・・ カイカイ
ナデナデナデ・・・・カイカイカイ

もう!!いい加減にしてよ。と言わんばかりのかるびの顔がかわいくて
しょっちゅう、ちょっかいを出してはかるびに怒られた。


硬く冷たくなって横たわっているかるびのお腹を撫でてみる。
もう温もりもすっかり無くなっていて硬くなったお腹を撫でてみる。
すると後ろ足がピクリと動いた。

えっ? 動くの??
さらに撫でることを続けると、
かるびの温もりが少しずつ身体中に満ちていき、立ち上がろうとする。

大声で夫を呼んだ。

かるびが戻ってきたよ。生きてるよ!!って。

身体を支えて立ち上がらせてやると、かるびはその場でオシッコをした。

あ~あ。オシッコ出ちゃったね。


夢が覚めた。
もう抱きしめることのない現実に戻り、涙があふれる。



昨日、2月13日はかるびの月誕生日
こんな数え方するのかな?と思いつつ、誕生日が6月13日だから、
13のつく日はかるびの月誕生日だと私が勝手に思っている。

ご飯を食べ、良い子してベッドに寝ると
パパやんがタオルケットと毛布をかけてくれる。




でもママやんがキッチンに立つと、
タオルケットと毛布を背中にしょってトコトコとやって来てたっけ。
どんだけ食いしん坊さんなのよ。

★★ ――――― ★★ ――――― ★★ ――――― ★★

昨日、あさの先生のところへお世話になったお礼を言いに行った。
かるびにたくさんの花を贈っていただいたお礼と、
朝早くから夜遅くまで、そしてお休みの日も診ていただいたこと。
スタッフの方にもすごく良くしていただき、ほんとに心が救われた。

2月9日にかるびは逝ってしまったけど、
偶然なのか、9年前のちょうどこの日、
先生に肥満細胞腫と乳腺ガンの手術をしてもらった。
そして、ナナぱぱさんとナナままさんが私達に付き添ってくださって
どれほど心強かったか知れない。

あれからかるびは倍の犬生が送ることができ、
そして17歳と7か月を私達の傍で元気に走り抜けてくれた。

病院からナナままさんちへ伺い、お昼をいただいた。
9年前もこうして美味しい料理を作って
不安な私達をいっぱいいっぱい応援してくださった。

ナナぱぱさんの「大丈夫、大丈夫。」っていう声が今も聞こえてきそうだ。
花に囲まれたナナぱぱさんの笑顔を見る。
本当にありがとうございましたと心から伝えた。

カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
フリーエリア
ランキングに参加しています。
広島ブログ
フリーエリア
最新CM
[01/25 karubi]
[01/25 たま]
[01/11 karubi]
[01/11 たま]
[01/06 karubi]
[01/06 karubi]
[01/05 マンサパパ]
[01/05 @こぶた]
[01/05 karubi]
[01/05 金星]
最新TB
プロフィール
HN:
karubi
HP:
性別:
女性
カウンター
バーコード
ブログ内検索
フリーエリア
フリーエリア