ドリアンのバゲットとガーリックバター

パンの中で一番何が好きかと聞かれれば、私はやはりバゲットかなあ。
内と外が全然違って、こんなに表情が豊かなパンはないと思う。
かじった時の皮のはじけ具合、気泡が守っていた小麦の香り、そしてパンの息づき、
シンプルになればなるだけ、その奥の深さがよく分かる。
本当に面白いパンだなあと、いつもいつも食べるたびに考え込んでしまうんだ。

今日はフレスコ特製のガーリックバターをのっけて焼いた。
ふんわりとガーリックの食欲をそそる香りが部屋中にしたかと思うと、
その後でパンの香りがついてくる。さすがドリアンのバゲットだ。
さぁ、これにはキンキンに冷やした白ワインがいいかな。それとも微発泡なロゼ？

テレビを見ながらパンを食べると、鼻奥の粘膜あたりで焦げたバターの香りがはじけ、
そこにサラリと辛口の白ワインを喉に流し込むと、今日一日の出来事がぼんやりと浮かぶ。
でも昨日のことはすっかり忘れている（爆）
ついでに都合の悪いこともすっぱり忘れたりして（笑）


最近、私の周りでは子犬のラッシュだ。
かるびのおじさんであるコニィが６月になくなったあとに、またイエローラブの赤ちゃん
そして１７歳まで頑張ったハスキーのテンダーの後にはバーニーズの赤ちゃん
友達の家では白い柴犬の赤ちゃんと、もう一人の友達んちではボルゾイの赤ちゃん
くにゅくにゅしたかわいさで、パピー独特の守ってくだちゃい光線がいっぱい出ている（笑）
本当にかわいい。

その幸せの反対側に、新聞で犬や猫の殺処分が取り上げられていた。
窒息死させられる現実、生後まだ１ヶ月も生きていないのに。
みんな幸せになれたらいいなあ・・・　いつもいつもそう願う。